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ホームビデオでも白飛び・暗すぎを防ぐ!一眼・ミラーレスで失敗しない露出設定のコツ

明るすぎる・暗すぎる 写真撮影
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大切な運動会や発表会を一生懸命ビデオに収めたのに、

「子どもの顔が白く飛んでしまった…」
「室内が暗すぎて何を撮ったのかわからない…」

こんな経験はありませんか?

モノクロにしてみたけれど、
何か物足りない…と感じたことはありませんか?

写真撮影も同じことが言えます。

スマホやビデオカメラの自動モードでもある程度は防げますが、
一眼カメラやミラーレスカメラを使うと、設定次第で もっときれいに・失敗なく 撮影することができます。

この記事では、

  • 「白飛び」「暗すぎ」が起こる理由
  • 初心者でもすぐ試せる簡単な防止方法
  • 少し慣れてきた人向けの具体的な露出設定のコツ

を、私自身の撮影体験談も交えながら紹介していきます。

難しい専門用語はできるだけ避けて、今日からすぐ実践できる内容にまとめました。

そもそも「白飛び・暗すぎ」とは?

カメラで映像を撮るときに多い失敗が、白飛びと暗すぎ(黒つぶれ)です。

  • 白飛び
     明るすぎて、画面の一部が真っ白になり、色やディテールがまったく残らない状態。

     例えば、運動会の真昼のシーンで子どもの顔が真っ白に飛んでしまうことがあります。

     一度白飛びしてしまった部分は、編集ソフトで明るさを下げても情報が失われているため、元に戻すことはできません。
  • 暗すぎ(黒つぶれ)
     暗すぎて、影や背景の部分が真っ黒になり、細かい表情やディテールが潰れて見えなくなる状態。

     例えば、室内の発表会や体育館での演奏会で、顔が真っ黒に映ってしまうことがあります。

     こちらも、後で明るくしてもノイズが増えてしまい、くっきりした映像にはなりにくいです。

つまり「白飛び・暗すぎ」とは、映像の明るさ(露出)が正しくコントロールできていないことから起こる現象です。

露出の基本をわかりやすく整理

白飛びや暗すぎを防ぐためには、まず「露出」の仕組みを理解しておく必要があります。

露出とは、映像に取り込む光の量のこと。カメラはこの光の量をコントロールすることで、明るさを決めています。

カメラの露出は、主に次の3つの要素で決まります。

① ISO感度

  • センサーが光を受け取る感度を数値化したもの
  • 数字が小さいほど暗く(ノイズが少ない)、数字が大きいほど明るく(ただしノイズが増える)
  • 例:ISO100 → 昼間の屋外撮影向き
      ISO3200 → 体育館や夜の撮影で活躍
設定ボタン

② シャッタースピード

  • シャッターを開けている時間の長さ
  • 速い(1/1000秒など) → 動きが止まるが、光が少なくて暗くなる
  • 遅い(1/30秒など) → 明るくなるが、動きがブレやすい

動画の場合は「フレームレートの2倍」が目安(例:30fpsなら1/60秒程度)。

③ 絞り(F値)

  • レンズの「穴の大きさ」を調整する仕組み
  • F値が小さい(例:F2.8) → 光を多く取り込めて明るいが、ピントが合う範囲が狭い
  • F値が大きい(例:F11) → 光を取り込む量が少なく暗いが、全体にピントが合いやすい

露出三角形

この ISO・シャッタースピード・絞り の3つがバランスよく働いて、ちょうど良い明るさを作ります。
どれか1つを変えると、他のどれかで補う必要がある、まさに「三角形の関係」です。

白飛びを防ぐコツ(屋外・晴天でありがち)

白飛びは、特に日中の屋外撮影で起こりやすい現象です。運動会や公園での撮影など、太陽光が強いシーンでは注意が必要です。

① 露出補正を「マイナス」にする

カメラのオート設定任せだと、背景の明るさに引っ張られて顔が白飛びすることがあります。

そんな時は「露出補正」を -0.3 ~ -1.0 程度下げると、白飛びをぐっと防ぎやすくなります。

② ヒストグラムを確認する

カメラやモニターに表示できる「ヒストグラム」を見るのも効果的です。

  • グラフの右端が突き抜けている → 白飛びしているサイン
  • 撮影前やテスト撮影の段階で確認しておくと安心です。

③ NDフィルターを活用

太陽光があまりにも強いと、絞ってもシャッタースピードを速めても、どうしても白飛びします。

そんな時は「NDフィルター(減光フィルター)」を使うと便利。

サングラスのように光の量を減らしてくれるので、明るい屋外でも自然な映像が撮れます。

④ 実体験から

私自身も、初めてマニュアル設定で運動会を撮ったとき、子どもの顔が真っ白になってしまいました。

背景の砂ぼこりや白いテントに露出が引っ張られて、顔が完全に飛んでいたのです。

このとき「露出補正をマイナスにする」ことと、「NDフィルターの重要性」を痛感しました。

暗すぎを防ぐコツ(室内・夜でありがち)

ここ、結構大事です

暗い体育館や発表会、夜のイベントなどでは「顔が真っ黒」「全体が暗すぎて何を撮ったかわからない」といった失敗が起こりやすいです。ここでは、暗すぎを防ぐためのコツを紹介します。

① ISOを上げる勇気を持つ

  • 暗い場所では ISO感度を上げるのが第一の対策
  • ノイズは多少増えますが、顔が見えない映像よりはずっと良い仕上がりになります。
  • 自分のカメラで「どのISOまで許容できるか」を事前にテストしておくと安心です。

② シャッタースピードを下げすぎない

  • 動画撮影では、シャッタースピードは 1/60秒(30fps撮影の場合) が基本。
    例えば、シャッタースピードが1/30の場合、慣れている人でも避けたいスピードです。人が手持ちでブレずに撮れるシャッタースピードは、1/30よりも上の設定になります。
  • これ以上遅くすると「残像」や「手ブレ」が増えてしまい、映像・画像として見づらくなります。
  • 明るさを稼ぐために極端に遅くするのは避けましょう。

③ レンズを開放にする

  • F値の小さいレンズ(例:F1.8やF2.8)は、暗い場所で大きな味方になります。
  • キットレンズでも「一番開けた状態(最小F値)」で撮影するのがおすすめです。
  • 被写界深度は浅くなりますが、まずは「見える映像・画像」を優先しましょう。

④ 実体験から

私も体育館での発表会を撮影したとき、暗すぎて子どもの顔が真っ黒になったことがあります。

このとき、画像の粗さを意識しすぎて、ISOを低めに抑えようとしたのが失敗の原因でした。

結局「ISOをもっと上げてしまえばよかった」と後から気づき、次回はISOオートに切り替えたところ、暗すぎの失敗は減りました。

初心者でもできる「ラクな方法」

ここも、結構大事です

ここまで紹介した露出の基本やコツは、理解するととても役立ちます。

ただし、運動会や発表会の本番で「設定をいじっているうちに撮り逃した…」というのは避けたいところです。

そこで、初心者でも安心して撮影できる「ラクな方法」をまとめます。

① ISOはオートに任せる

  • 暗いときに自動で感度を上げてくれるので、失敗が減ります。
  • 設定できるなら「上限ISO」を決めておくと安心(例:ISO6400まで)。
  • ノイズよりも「記録を残す」ことを優先しましょう。

② プログラムAEや絞り優先モードを使う

  • 完全マニュアルにすると難易度が上がります。
  • まずは プログラムAE(Pモード)絞り優先(A/Avモード) を選ぶだけでも十分。
  • これでカメラが自動でシャッタースピードやISOを調整してくれます。

③ 撮影前に液晶で「顔が見えているか」だけ確認する

  • 難しい数値よりも、「顔がちゃんと見えているか」をチェックする方が確実。
  • 液晶やEVFで確認し、暗ければ露出補正を+、明るすぎれば-にするだけでもOK。

④ 完全マニュアルは練習用に

  • マニュアル撮影は勉強になりますが、本番には向きません。
  • 練習で「白飛び」「暗すぎ」をわざと経験しておくと理解が深まります。
  • 本番は「オート+ちょっと調整」で十分きれいに残せます。
M設定

撮影モードについてはこちらの記事も参考になります。

ちょっと慣れた人向けのテクニック

ここからは、カメラ操作に少し慣れてきた人向けのテクニックです。

「オート任せ」から一歩進んで、より安定した映像を撮るための工夫を紹介します。

① スポット測光で被写体の顔に合わせる

  • 測光モードを「スポット」や「中央重点」に切り替えると、背景に引っ張られにくくなります。
  • 特に逆光シーンで効果的。被写体の顔を基準に明るさを決めると、自然に仕上がります。

② 逆光時は露出補正+ストロボ補助

  • 太陽を背にした逆光では、顔が暗くなりがち。
  • 露出補正を+方向にして顔を明るくすると同時に、弱めのストロボやLEDライトを補助に使うとバランスが良くなります。
  • 室内で望遠を付けてのストロボ撮影は、あまりお勧めできません。

③ ハイライト警告をONにする

  • カメラによっては「白飛び警告(ゼブラ表示)」が使えるものがあります。
  • 撮影中に画面の一部が点滅したら「ここが飛んでいる」というサイン。
  • 確認しながら補正すれば、大失敗を防げます。

④ RAW動画やログ撮影に挑戦(対応機種なら)

  • 最近のカメラでは、RAW動画やログ撮影に対応しているものもあります。
  • 撮影後に明るさや色を調整できるため、白飛びや暗すぎをある程度補正可能。
  • 編集ソフトを使う必要がありますが、映像の自由度が大きく広がります。

よく質問されるQ&A

Q1. 白飛びは後から編集で直せますか?
A. 完全には直せません。撮影時に露出補正やヒストグラムで確認することが大切です。

Q2. 暗すぎる映像はISOを上げれば解決できますか?
A. はい、ISOを上げることで明るくなります。ただしノイズが増えるため、許容範囲を確認しておきましょう。

Q3. 完全マニュアルで撮影するべきですか?
A. 初心者はオートやプログラムAEで十分です。マニュアルは練習用にして、本番ではオートを味方にしましょう。

Q4. NDフィルターやストロボは必須ですか?
A. 屋外での白飛び対策や逆光補助には便利ですが、必須ではありません。まずは露出補正やISO設定で調整するのがおすすめです。

まとめ:今日からできる「白飛び・暗すぎ」防止の3鉄則

映像の失敗でよくある「白飛び」「暗すぎ」は、少しの工夫で防げるようになります。

難しい知識を完璧に覚える必要はありません。大事なのは「撮る前に気をつける習慣」を身につけることです。

白飛びを防ぐ

  • 露出補正を「マイナス」にしてみる
  • ヒストグラムやゼブラ表示で確認する

暗すぎを防ぐ

  • ISOを上げる勇気を持つ
  • シャッタースピードを遅くしすぎない

初心者でもできるラクな方法

  • ISOオートを使う
  • 顔が見えているかだけ液晶でチェックする

私自身も、最初は「白すぎて失敗」「暗すぎて失敗」を何度も繰り返しました。
でも少しずつ調整方法を覚えたことで、思い出をきれいに残せるようになりました。

プロのカメラマンは、これまで説明した原因と解決方法を理解しているので、何気なく必然的に対応できています。

次の撮影では、ぜひ今回の「3つの鉄則」を思い出してみてください。
失敗が減るだけでなく、「あ、撮影ってこんなに楽しいんだ」と感じられるはずです。

次回は運動会・発表会の手ブレ防止テクニックを詳しく解説します。カメラ初心者でも簡単にできる手持ち撮影のコツや三脚の使い方も紹介予定です。お楽しみに!

最後までご覧いただきありがとうございました。

ご意見、ご質問などはコメント欄またはお問い合わせからお待ちしてます。

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