マルチカメラ編集、やってみたら「重すぎて動かない…」
こんにちは。
映像編集でEDIUSを使っていると、一度は「マルチカメラ編集」に挑戦したくなりますよね。
複数のカメラで撮った映像を切り替えながら編集できる、あの快感。
マルチカム編集は環境や素材によって挙動が変わるため、基本的な注意点を中心にまとめています。
でも実際にやってみると…
「映像がカクカクして切り替えが遅い…」
「再生ボタンを押しても、すぐ止まる…」
そんな現象に悩まされたことがある方も多いと思います。
私も最初はそうでした。特にフルHDや4K素材を扱うと、編集画面がガタガタ。
まるでEDIUSが止まりかけた古いパソコンのように感じたほどです。
なぜマルチカメラ編集は重くなるのか?
原因は意外とシンプル。
マルチカメラ編集では、複数の映像を同時に再生しながら切り替えるため、
パソコンにかかる負荷が一気に上がります。
特に重くなる主な理由は次の3つ。
- 素材の解像度が高すぎる(例:4K・60fps)
- H.264など圧縮の強いコーデック素材をそのまま使用している
- プレビュー品質やレンダリング設定が高いまま
つまり、EDIUSが悪いわけではなく、
素材と設定の組み合わせが最適化されていないことが多い。
対処法① プロキシモードで軽く見せる
まず最も効果的なのが、プロキシモードを使うこと。
プロキシとは、編集専用に作る「軽い映像ファイル」のこと。
EDIUSが本来の高画質素材を扱わず、この軽いデータを再生することで、
パソコンへの負荷を減らしてスムーズに動かせます。
設定手順
- 素材をタイムラインに並べる
- 素材を選択し右クリック → 「プロキシファイルを生成」
- 画面右下の「プロキシモード」をONにする(緑ランプが点灯)
これだけで、驚くほど軽くなります。
実際に私の環境(Core i7+メモリ16GB)でも、
4カメ分のフルHD素材がスムーズに再生できるようになりました。
対処法② プロジェクト設定を軽量化する
次に見直したいのが「プロジェクト設定」。
EDIUSではプロジェクト作成時に決めた設定がそのまま編集中の動作に影響します。

おすすめの設定例(フルHD素材の場合)
| 項目 | 推奨値 |
|---|---|
| フレームサイズ | 1920×1080 |
| フレームレート | 29.97fps |
| カラースペース | 8bit |
| レンダリングフォーマット | Grass Valley HQX Standard |
特に「HQX Fine」など高画質すぎる設定にしていると、
リアルタイム再生が途切れやすくなります。
最終書き出し時だけ高品質にすればOKです。
対処法③ 高速ドライブに素材を置く
意外と見落としがちなのが保存場所です。
マルチカメラ編集では、同時に複数の動画を読み込むため、
HDD(ハードディスク)だと読み込みが追いつかないことがあります。
もし可能であれば、
- 素材ファイルを SSD
- キャッシュ・レンダリングフォルダを 別ドライブ
に分けるのが理想です。
これだけでもプレビューのカクつきがかなり減ります。
対処法④ 同時表示数を減らす
マルチカメラモードでは、最大16画面まで同時に表示できますが、
編集中にそこまで必要なケースは多くありません。
使うカメラ分だけ表示すれば十分です。
たとえば3台で撮影しているなら、3画面だけ表示にしておくとかなり軽くなります。
[表示切替方法]
ビューアー右上のアイコン → 「マルチカメラ表示設定」 → 必要な数に変更
対処法⑤ 再生品質を下げる(プレビュー設定)
EDIUSには、プレビュー時の画質を落として負荷を下げる機能もあります。
「表示」→「プレビュー品質」→「低(Half)」
これを設定するだけで、再生が止まらずスムーズになります。
編集途中では画質よりも動作の軽さを優先するのがコツです。
最終出力時にはフル品質に戻して書き出せば問題ありません。

私の実体験:プロキシ+SSDで劇的に改善!
実際、私の環境では以前は4カメ素材でタイムラインがカクカクしていたのですが、
次のように設定を変えただけで驚くほど快適になりました。
- 素材:フルHD(AVCHD)
- PC:Core i7+SSD 500GB
- 設定:プロキシON/プレビュー品質=低
結果、ストレスなしでカット切り替えができるように。
カットごとに確認しながらテンポよく編集できるのは、
まさにEDIUSの真骨頂ですね。
編集を快適にするまとめ
| 対策 | 効果 | 難易度 |
|---|---|---|
| プロキシモードをON | ⭐⭐⭐⭐ | かんたん |
| プロジェクト設定を見直す | ⭐⭐⭐ | 普通 |
| 素材をSSDに置く | ⭐⭐⭐⭐ | かんたん |
| 同時表示数を減らす | ⭐⭐ | かんたん |
| プレビュー品質を下げる | ⭐⭐⭐ | かんたん |
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まとめ
マルチカメラ編集は、設定を整えればEDIUSでも十分に快適に動かせます。
重要なのは「画質」より「動作の軽さ」を優先すること。
私も最初は苦戦しましたが、プロキシモードとSSD環境を整えてからは、
編集中に止まることがほとんどなくなりました。
軽い環境でサクサク編集、最後に高画質で書き出す
これがEDIUSを長く使うコツです。


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