消雪パイプを自作・設置するうえで、意外と悩むのが 「どんなポンプを使えばいいの?」 という部分です。
実際、同じ塩ビ管でも 穴数・配管距離・高さ によって必要な能力は大きく変わります。
この記事では、家庭用・小規模駐車場(普通車5〜6台分くらい)を想定して、消雪に向くポンプの選び方をわかりやすくまとめます。
消雪パイプに必要なポンプ能力の考え方
まず最も大事なのは次の3点です。
- 必要吐出量(1分あたり何リットル必要か)
- 揚程(どれだけ高さや距離があるか)
- 地下水の水位(吸い上げ能力)
● 基本の目安
消雪目的なら、
1分あたり「30〜50L」程度の吐出量 があれば家庭向けは十分。
駐車場サイズが私と同程度(普通車6台ほど)なら、
このレンジでほぼカバーできます。
穴数・配管距離から必要水量をざっくり計算
一般的に使っている方の仕様は、
- HIVP 呼び50(外径50 / 内径40)
- φ2mmの穴
- 20cm間隔
- 噴射角45度で微調整
- 水源:地下水
これを前提にすると、
1本あたり約15〜20個の穴 がある設計が多いと思います。

● 1穴の吐出量は?
地下水圧+ポンプ補助によって前後しますが、
φ2mmだと 1穴=1〜2L/分 程度が一般的。
● 1本で必要な水量
(例)1穴1.5L × 20穴 = 30L/分
つまり、
パイプ1本=30L/分前後 の水が必要という計算になります。
2本なら60L、3本なら90L。
※実際は井戸水圧が加わるので多少増減します。
揚程(高さ)と距離の考え方
ポンプは「高さ」「配管距離」「曲がり」などで能力が落ちます。
● 揚程の目安
- 井戸から吸い上げ:3〜6m
- 家庭の地上配管:0〜1m
- 距離:5〜20m
- 曲がり(エルボ):多いほど抵抗が増える
家庭規模なら揚程15〜25mクラスのポンプで十分かも。
実際に選ぶべきポンプのスペック
家庭〜小規模用途なら、
よく選ばれるのは次のスペックだそうです。
✔ 推奨スペック(目安)
- 吐出量:30〜70L/分
- 全揚程:15〜30m
- 吸上高さ:6〜8m
- 動力:100VでもOK / 200Vなら更に安定
- 浅井戸・深井戸どちらにも対応タイプを選ぶと安心
一般的に「浅井戸ポンプ」と呼ばれるカテゴリで選ぶと間違いないかもしれませんが、ポンプやさんとよく話し合って決めると良いです。
地下水との相性(砂・水質)
地下水を使う場合は以下に注意。
● 砂が多い井戸
- フィルター必須(粗目 → ポンプ直前に細目を追加)
- 砂が多いとポンプ寿命が短くなる
- モーター異音・圧力低下の原因になる
● 水量不足
- 長時間使うと井戸水位が下がって吸い上げ不能になることがある
- 連続30分以内 → 休止 → 再稼働 が安心
どれを買えばいい?(具体的な選び方)
ポンプ名やメーカー名は出しませんが、
次のチェック基準で選ぶと失敗しないかも。
✔ チェック基準
- カタログの「60Hz時の吐出量」を見る
- 「揚程20mで30L/分出るか」が判断ポイント
- 浅井戸なら浅井戸用ジェットポンプを選ぶ
- 井戸が深い場合は深井戸用を選ぶ
- ステンレスオールケーシングタイプは耐久性が高い
- 連続運転が可能なモデルを選ぶ
- 地上に設置するポンプよりも井戸に沈めるポンプの方が良い場合もある。
まとめ:迷ったら「能力高め」を選ぶのが安心
ポンプは「弱いものを選んで後悔」するケースが圧倒的に多いです。
特に冬場は凍結や砂の影響で実能力が落ちやすいので、
・吐出量に余裕のあるモデル
・揚程が高めのモデル
を選んでおくと長く使えて安心です。




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