野球の試合撮影は、試合終了の瞬間で終わりではありません。
むしろ、ここからが 作品づくりへの第一歩。
今回は、
試合が終わってから帰社し、編集準備に入るまでの流れ
を丁寧にまとめました。

試合終了—— まずはチームと指導陣へ挨拶
試合が終わったら、まずは依頼チームや監督・コーチ陣へご挨拶します。
- 「本日の撮影ありがとうございました」
- 「編集が終わり次第、納品させていただきます」
など、軽いコミュニケーションでも信頼関係が大きく変わります。
また、
撮影した内容について聞かれることも多いし、例えばさらに、中盤の試合の流れが止まって審判が中央に集まった…、あれはいったい何だったのかなど、不安要素はなるべくその場で確認しています。
気になりそうな場面(大きなプレー・トラブル時の視認性など)の確認をしておくとスムーズです。

片付けは素早く安全に
グラウンドはまだ余韻に包まれていますが、片付けは淡々と。
カメラマン席は、次のカメラマンさんが来る場合もあるので、周囲も意識しながら荷物をまとめるようにしています。
とにかく現場では安全が第一です。
- 三脚を安全にたたむ
- カメラの温度を確認
- レンズキャップ・フードの装着
- メディア抜き忘れチェック
- 自分の荷物の確認
特に、
夏場はカメラが高温になっていることが多い ので注意が必要。

帰社、ここから編集の準備開始
会社へ戻ったら、まず最初のタスクはこれ。
撮影データをパソコンに取り込む
撮影したデータは、メディア障害対策として 即日バックアップ が鉄則。
- メインPCへ取り込み
- バックアップ用HDDへコピー
- 万が一に備えて自社クラウド保存する場合も
「今日のデータを今日のうちに」
これは本当に大事です。

最初にやるのは 不要部分のカット
取り込みが終わったら、編集第一歩として
攻守交替(チェンジ)のカット作業 に入ります。
野球のチェンジは平均で約2分。
9回裏まであると 18回 なので、
そのままだと、およそ 30分以上の無駄時間 がそのまま入ってしまいます。
例えば…
- 試合そのものは2時間半 → 編集で約2時間に短縮
- 見る側としてはテンポが大きく変わる
- ディスク容量にも余裕が出る
この作業は地味だけど最重要です。
なぜ試合中はノンストップで録るのか?
よく聞かれる質問の一つですが、
私は 基本的に試合中はずっと録りっぱなしです。
理由はシンプルで、
- 突然のビッグプレー
- ランナーの動き
- 想定外のトラブル
- 場内アナウンスの情報
など、
野球は「いつ何が起きるか分からない」スポーツだからです。
後で編集すれば良いだけなので、
取り逃しよりも撮りすぎのほうが安全なんですね。
まとめ|試合後〜帰社〜取り込みは編集のスタート地点
試合終了後の流れはこんなイメージ。
- 試合終了後に挨拶
- カメラ・機材を安全に片付け
- 帰社してすぐデータ取り込み
- 不要部分(攻守交替)のカットで編集の下準備
- ノンストップ撮影の理由は「何が起きても逃さないため」
ここまでが終わると、
いよいよ本編編集の土台が整います。



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