先日、知り合いと動画編集の話をしていて
クイックシンクビデオ(Quick Sync Video/QSV)の話題になりました。
EDIUSで「QSV」って聞いたことありますか?
すると、
「名前は聞いたことあるけど、よく分からない」
「そもそも知らなかった」
という反応が意外と多かったんですね。
EDIUSを使っている人でも、
QSVを意識せずに使っている人はかなり多い
というのが正直な印象。
クイックシンクビデオ(QSV)とは何か?
QSVは、
Intel製CPUに内蔵されている動画処理専用の機能です。
主に
- H.264
- H.265(HEVC)

といった形式の
エンコード(書き出し)を支援してくれます。
ポイントは、
グラフィックボード(GPU)とは別枠の機能
というところ。
つまり
- グラボがあっても
- CPU内蔵GPUが有効なら
QSVは使える可能性がある、という仕組みです。
使っていても「使っている自覚」がない理由
QSVが知られていない理由のひとつが、ここかと思う。
EDIUSでは
- 条件が合えば自動的に使われる
- 設定画面に大きく主張してこない
そのため、
知らないうちに使っている
または
使えない状態でも気づかない
ということが普通に起きます。
特に
「グラボを積んでいる=全部グラボ任せ」
と思っていると、
QSVの存在が完全に頭から抜けます。
QSVは「速さ」より「安定」に効く
QSVというと
「書き出しが速くなる機能」
という説明をよく見かけます。
それは間違いではありませんが、
現場目線でいうと、
一番のメリットは安定性だと感じています。
- CPU
- GPU
- 内蔵GPU(QSV)
これらを
うまく分散して使えることで、
- 負荷が一箇所に集中しにくい
- フリーズや引っかかりの回避
- 長時間書き出し時の安心感
こういった部分で
地味に効いてきます。
派手さはありませんが、
「何も起きない」という意味で、
仕事ではありがたい存在。
複数モニター環境だと、なおさら意味がある
複数モニターでEDIUSを使っている場合、
QSVの考え方はさらに重要になります。

- プレビュー
- タイムライン
- 書き出し
これらを
全部グラボに任せなくてもいい
という選択肢が出てくるから。
実際、
「内蔵GPUを無効にしていたせいで、
QSVが使えなかった」
というケースも聞いたことがあります。
このあたりは、
後の記事で詳しく触れます。
使えなくても、壊れているわけではないし異常でもない
先にひとつだけ。
EDIUSで
「ハードウェアエンコード」が
グレー表示になって使えない場合でも、
それは
- 故障
- EDIUSの不具合
とは限りません。
多くの場合、
環境や条件の問題。
この点も、
次の記事で実例ベースで整理します。
まとめ:QSVは「知っているだけで得」と考えた方が良いのかも
クイックシンクビデオは、
知らなくてもEDIUSは動きます。
でも、
知っているだけで回避できるトラブル
無駄に悩まなくて済む場面
が確実にあります。
速さを追いかける人向けというより、
- 安定
- 切り分け
- 無理をしない運用
こういう考え方が好きな人向けの機能なのではないかなと思っています。



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