バッテリーはいつ捨てる?撮影現場での判断基準
撮影現場でよくある会話があります。
「このバッテリー、まだ使えそうですよね?」
「でも、ちょっと持ち悪くないですか?」
このちょっとが一番やっかいです。
完全に壊れていれば迷いませんが。
でも現場で困るのは、
使えなくはないけど、信用しきれない状態。

バッテリーは突然死しない
多くの機材と同じで、
バッテリーもいきなりダメにはなりません。
- 以前より減りが早い
- 残量表示が安定しない
- 冬場に急激に落ちる
こんな変化をしながら、
少しずつ弱っていきます。
だからこそ、
「いつ捨てるか」が分かりにくいんですよね。
家庭使用と現場使用は別物
ここが決定的に違う
家庭なら、
- 途中で止まっても困らない
- 予備がなくても何とかなる
でも撮影現場では違います。
- 途中で止まったら撮影が止まる
- 代わりがないと仕事にならない
- クライアントが待っている
「動くかどうか」より「信用できるかどうか」
これが判断基準になります。
現場で見ている判断ポイント
私が実際に見ているのは、主にこのあたりです。
① フル充電からの持ち時間
以前より明らかに短くなったら要注意です。
- 以前は1時間以上 → 今は30分
- 撮影途中で残量が急落
この段階で
メイン運用からは外します。
② 残量表示の挙動
これはかなり重要です。
- 残量が一気に減る
- まだあるはずなのに警告が出る
この症状が出たバッテリーは、
現場では信用しません。

③ 物理的な変化
一番分かりやすいのがこれです。
- わずかに膨らんでいる
- ケースに入れにくい
- 触ると違和感がある
ここまで来たら
使用停止 → 廃棄候補です。
「まだ使える」は一番危ない
正直に言うと、
まだ使えるんですよね
この言葉が一番危険です。
なぜなら、
一番トラブルを起こすのがこの状態だから。
- 本番で突然落ちる
- 充電できなくなる
- 機材側に影響する
現場では
「使えるか」より
「使わない判断」が大事になります。
私のところでの実際の運用
バッテリーの3段階扱い
現場では、こんな分け方をしています。
- メイン運用
→ 信頼できるものだけ - サブ・テスト用
→ 持ちは悪いが様子見 - 使用停止・廃棄待ち
→ 迷わず外す
この切り分けをするだけで、
現場トラブルはかなり減りました。

捨てる決断は「余裕がある時」に
忙しい時ほど、
「あとで考えよう」
「とりあえず置いておこう」
となりがちです。
でも実際は、
余裕がある時に判断しておかないと、
本番で困ります。
廃棄は、
トラブルを防ぐための作業でもあります。
バッテリー廃棄で一番大事なこと
それは
無理に自己判断しないことです。
- 一般ゴミにしない
- 燃えないゴミに入れない
- 分からなければ調べる
ここを間違えると、
事故やトラブルにつながります。
※ 具体的な廃棄方法については
次の記事で詳しく書きます。
最後にひとこと
バッテリーは、
最後まで仕事を支えてくれる部品です。
だからこそ、
- 使う時は信頼できるもの
- 捨てる時は慎重に
この両方が大事だと思っています。



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