「最近、おゆうぎ会や運動会、色々な行事のDVD注文が減ってきた気がする…?」
これは、撮影から編集、制作している業種のすべてにおける悩み。
あるあるです。

つい先日も同業種の方から相談のメールがありました。
現場で撮影・編集をしていると、こう感じる瞬間は正直あります。 特に多いのが、
- コピーされているのでは?
- 1枚買って回し見されているのでは?
という不安。
この記事では、現場カメラマンの目線で、
- DVDは本当にコピーされているのか
- コピーは防げるのか
- 注文が減る本当の理由
- 今から現場でできる現実的な対策
を、売り込み感なし・実務ベースで整理します。
DVDはコピーされるのが前提

まず現実的な話をすると、 DVDを完全にコピー不可にする方法はありません。
- コピーガード → 簡単に解除される
- 画質を落とす → クレームの元
- 透かしロゴ → 園や保護者、購入者に嫌がられる
つまり、 「コピーを技術で止める」発想は、現場ではほぼ成立しません。
注文が減った理由はコピーだけではない
注文減少の原因は、コピー問題だけではありません。
- 兄弟・知人同士での共有
- スマホ動画で十分という価値観
- 家計の引き締め
- 行事自体の簡素化
- コロナをきっかけに演目数やプログラムの減少で、うちの子が出ていないから、この次で良いか…
これらが重なって起きているケースがほとんどです。
そのため、 「コピーされているから売れない」と決めつけるのは危険。
コピーされにくくする現実的な対策案のいろいろ
クラス・学年単位で成立する編集にする
コピーされやすいのは、 全体が1本にまとまった映像です。
- クラス別編集
- 学年別ディスク
- 演目・競技ごとの分割
「この子がちゃんと映っているのは、このDVDだけ」 という状態を作るだけで、共有は一気に減ります。
データだけでは成立しない価値を作る
コピーされても困らない発想も重要。
- 購入者限定の未公開カット
- エンディングのクラス別スライド
- 年度まとめ映像(運動会+おゆうぎ会など)
「買った人しか見られない」 これだけで購入理由になります。
また、私の周りの同業者さんで最も多いのが、特に保育園・幼稚園。
園と協力してもらっているようで、演目別に事前に撮った子供たちの衣装を着た写真を付ける方法。購入した人の特典付きということになります。
日程を聞いて自分で撮影するという方法も良いようです。
自然な形でクラス情報を入れる
露骨な透かしは逆効果ですが、
- オープニングにクラス名
- テロップで「〇組」表示
- エンディングでクラスごとのまとめ
これだけでも、 他人に配りづらい空気が生まれるという話も聞きます。
一番効くのは「コピーしても意味がない映像」
結局のところ、
- 表情を逃さないカメラ
- 見やすい編集
- 音がしっかりしている
- テロップが読みやすい
こうした積み重ねがあると、
借りたけど、やっぱり自分のも欲しくなった
というケースが現場では普通に起きます。
コピー対策より、 買いたくなる理由を作る方が長く続きます。
価格と構成を分けるのも有効
- フル版:通常価格
- ダイジェスト版:低価格
- クラス版:中間価格
選択肢を増やすと、 「とりあえず1枚」が増えやすくなったという業者さんもいます。
まとめ:防ぐより、選ばれる映像制作
コピー対策を強く出しすぎると、
- 園との関係がぎくしゃくする
- 保護者の反感を買う
という別のリスクも生まれます。
だからこそ、
- コピーを前提に考える
- 買う意味を作る
- 現場品質で差をつける
この方向の方が、 結果的に仕事は安定しやすくなると思います。
同じように悩んでいる現場の方の、 何かヒントになれば幸いです。


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