OBSとAGDRecで“使い方がまったく違う”という前提
これまで実際に使ってみて見えてきたのは、
スコアボードの操作性は「環境によってまったく変わる」ということでした。
自分の運用では、
- ライブ配信時 → OBSで使用
- 撮影後の編集・処理 → AGDRecでキャプチャ
このように使い分けています。
同じスコアボードでも、
この2つでは求められる操作性がまったく違います。
OBS(ライブ配信)は“リアルタイム優先”
OBSで使う場面は2人で行うライブ配信です。
つまり、
- 操作の遅れ=そのまま視聴者に見える
- 修正の余裕がほぼない
という状況になります。
ここで求められるのはとにかくシンプルさです。
- ワンクリックで反応する
- 視線を外さず操作できる
- 操作ミスをしにくい配置
「考えないで触れる」ことがすべてになります。
機能が多いかどうかよりも、
一瞬で正しい操作ができるかどうか。
ここがUI設計の基準になります。
AGDRec(撮影後処理)は“正確さと再現性”
一方でAGDRecを使うのは撮影後です。
試合を撮り終えたあと、
映像を見ながらスコアを合わせていく作業になります。
この場合は、
- 一時停止できる
- 巻き戻しできる
- 修正ができる
つまり、リアルタイム性よりも「正確さ」が優先されます。
そのためUIに求めるものも変わってきます。
- 操作履歴を意識した流れ
- 修正しやすい設計
- 確実に入力できる配置
OBSとは真逆と言っていいくらい、考え方が変わります。

UI設計でぶつかったポイント
この2つの違いを意識し始めてから、
いくつかはっきりした課題が見えてきました。
特に大きかったのは、
「同じUIで両方に対応できるのか」
という点です。
シンプルすぎるとAGDRecでは扱いづらく、
機能を増やすとOBSでは迷いが出る。
このバランスはかなり難しいと感じています。
現時点での改善方向
今考えているのは、「無理に一つにまとめない」という方向です。
具体的には、
- OBS用 → とにかくシンプル(削る設計)
- AGDRec用 → 操作性と修正性を重視(足す設計)
同じベースを使いながらも、
用途ごとに最適化する形です。
すべてを一つで完結させるよりも、
使い方に合わせて割り切った方が、結果的に現場では使いやすくなりそうです。
視線移動を減らすという考え方
もう一つ大きかったのが「視線移動」です。
OBSのライブ中は特にですが、
画面のどこを見るかがそのまま操作スピードに影響します。
- カメラ(ファインダー)
- 試合の全体
- 操作画面
この3つを行き来する中で、
UIの位置や配置はかなり重要になります。
できるだけ“目を動かさなくて済む配置”にすること。
これも今後の改善ポイントです。
改善は“削る”方向が中心
今回いろいろ試してみて感じたのは、
改善は「足す」よりも「削る」方が効果が大きいということです。
- ボタンを減らす
- 判断を減らす
- 操作手順を減らす
この方が、結果的にミスも減ります。
特にOBSでの運用を考えると、
この方向はかなり重要だと感じています。
まとめ
ILB Scoreboard BSO 2026のUI改善を考える中で、
OBS(ライブ配信)とAGDRec(撮影後処理)では、
求められる操作性がまったく違うことがはっきりしました。
そのため、
- 一つにまとめるのか
- 用途ごとに分けるのか
ここが今後の大きな分岐点になりそうです。
現時点では「用途ごとに最適化する」方向で調整を進めています。



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