野球関連のアプリは入れ替わりが早いため、現在も使われているものを中心にまとめています。
私は野球のビデオ撮影をしています。小・中・高・大学生、そして社会人の野球を撮影しています。
野球のビデオ撮影では、「球速」「打順」「BSO(ボール・ストライク・アウト)」などを映像上に表示するだけで、試合の臨場感とプロ感が格段にアップします。でも、どのアプリを使えばいいか分からない…
そこで今回は、私が実際に撮影で使って効果を実感した、お手軽&便利なソフト&アプリを種類別にまとめました!
これからもっと野球の編集を深掘りしたい方、依頼主から要望が増えてきた、始めるいいきっかけや仲間がいない、等の方には良い内容かと思います。
今回説明するものは…
球速を表示させる方法、ベンチ入りテロップや打順、守備などを表示、BSOを入れる、野球のスコアブックを付ける
球速を表示させる方法

球速を表示させる、夢のような方法があります。
テレビでよく見るような、画面右下に球速を表示させる方法。
これのやり方は色々調べましたが、やっている方がいませんね。
私はだいぶ前から考えてはいましたが、せっかくなので実践してみました。
かなりアナログな方法ですが、これがまた好評でして。
そんなにハードルは高くないかと思いますので、ぜひ真似してみてください。
球速表示の効果とメリット
試合の臨場感・リアリティが増す
球速があると、視聴者は「このピッチャー速い!」とか「おお、変化球でだんだんすびービードが落ちてきた!」など、リアルに感じやすくなります。
まるでプロの中継を見ているような臨場感が出ます。
選手のスキルが視覚的に伝わる
球速表示があると、ピッチャーの実力や球種の違いが視覚的に伝わります。
- 例えば、ストレートは143km/h、変化球は122km/h ➡ 視聴者が「球種の組み立て」を楽しめるようになります。また、試合中に記録更新が出たりすると、要保存的な記念ビデオにもなるんですね。
- そういった映像を残すために、私たちの役割としても思い出となる映像の編集に力も入ることにつながります。
野球にあまり詳しくない人でも楽しめる
スピードは数字でわかるので、野球の知識が少ない人でも直感的に楽しめるのがポイントの一つです。また、他ではやっていないことを取り入れることで、弊社では特に野球撮影の宣伝はしていませんが、口コミで広がり、ビジネス的にも好感触となっています。
編集・演出のクオリティが上がる
映像作品としての完成度がアップします。特にYouTubeなどでは、球速表示があると「プロっぽさ」「信頼感」が増し、リピーターにも繋がりやすくなります。
コメントや分析が盛り上がる
視聴者が球速を見て、
- 「この回から球速落ちてる」
- 「Max速出た!」
- 「疲れてきたか?(笑)」 など、映像に対するリアルタイムな反応や分析が増えるため、コミュニケーションも活性化します。
補足:球速を表示するその他の方法のアイデア

- ピッチャーが投げた瞬間にスピードを一時表示(例:右下に「138km/h」など)
- 球種ごとに色を変えてみせる(少し編集方法が変わりますが、150km/h以上の場合は赤色にする)
- イニングごとの最速・平均スピードをまとめて表示(かなり高度になりますが、記録を集計して表示)
など、編集次第でいろんな演出が可能です。
使用方法の例
- 試合を撮影するビデオカメラと、球速だけを撮影するビデオカメラが必要
- 撮影後、編集するパソコンが必要
- タイムラインに撮影動画を2台分配置できる編集ソフトが必要
- パソコンに取り込む映像がカメラ2台分になるので、相応の空き容量が必要
実際に動画でもやり方を紹介していますので、ぜひ立ち寄ってみてください。

ベンチ入りテロップや打順、守備などを表示

野球の守備位置を表示するためには選手名などを表示するテロップはひつようになります。
誰がどこを守っているとか、また、何番目の打者が〇〇さん…などを表示するテロップです。これは有料ですが「テロップキャンバス」というソフトです。
テロップキャンバスは下記のページに詳しく掲載されています。
私も実際に使っていて大変便利で好評です。
しかも、野球とサッカーのテンプレートが事前に備わっているので、名前を入れるだけで使用できます。
また、本物と同じ機能が使える体験版もあるので、使ってみる価値は大です。
野球に関することではテロップにも注意をする必要がありますので、下記の記事も参考になります。
試合の「流れ」が限りなく理解しやすくなる

選手の名前や打順、守備位置がわかると、誰がどの場面で登場しているのかが一目で把握できます。
- それぞの打者が何番打者か
- この選手はさっき別の守備で好プレーしてた
- 次はどんな選手が控えてるのか
こうした情報があると、「ただの映像」ではなく、戦略や流れが見える試合ビデオになります。また、他ではやっていない機能や表示を取り入れることで、差別化にも期待できます。
野球好きのファン目線で言えば、観戦の楽しみが倍増
- 応援している選手の打順が表示されると、ファンは「もうすぐ出番だ!」とワクワクできます。(笑)
- 守備表示があると「あの選手、サードやってたんだ」と知識が増えます。
特にアマチュアや少年野球では、保護者や友達が「自分の子どもが今どこを守ってるか」がわかるだけで大喜びです!
さらに大事なことですが、私の所のスタッフやカメラマンに、試合前の打ち合わせで、毎回ですが同じことを必ず言うことがあります。それは…
野球はグラウンドで試合できるのは9人だけど、ベンチは勿論、ボールボーイ、外野のボールボーイ、コーチャー、そして応援スタンド、選手のみならず保護者や応援団というような人も撮らないといけない。イコール、こういった野球は皆が良くないといけない…

これは、特に学生野球であれば、常識。プロや社会人とは違い、限られた学生生活の中で、一生に一度の学生生活の一つ。卒業アルバムと同様で、一生の記録を残すことには変わりは無いから。
チームや選手の魅力が伝わる
- ベンチ入りメンバーの紹介テロップを冒頭やイニング間に入れることで、「このチームにはこんな選手がいる」という全体像が伝わる。
- 「背番号○○の選手、さっき三振だったけど、次はどうか?」と視聴者の期待や感情を引き出しやすくなる。
今まで係わってきて分かったことがいろいろあるんですが、映像にテロップなどの文字や絵柄表示は、映像だけ見るよりも伝わるものが相当ある。
例えば、実際にあった話で、選手のおじいさんが自宅で、孫の野球の試合のビデオを見ていた時に、このように言ったそうです。この選手、葛西君。葛西の葛が「ㇶ」じゃないんだな。
試合の見方は色々あると思っていましたが、そこを指摘する!?(笑)
でもこれは非常に大事なことで、テロップ類を作るときには、誤字脱字には細心の注意を払う。
ある程度編集が終わったら、自分以外の人に必ず見てもらう。地名や名前は特別なものだから。

見た目の映像のプロっぽさ等、完成の度合いが一気に上がるかも
ベンチ入りや守備・打順を表示することで、テレビ中継のようなクオリティになります。
- 編集にこだわっていることが伝わる(今までの私的感触)
- 他の人との差別化ができる(他業者との差別化)
- 視聴者の信頼が高まる(一度良いものを見ると、元には戻れない心理現象)

結果的に、リピーターや今後の集客増にもつながります。
ただし…
しっかり確認せず、誤字脱字が続くと、信頼度が減る可能性が高いので、細心の注意と確認が必要。
試合後にも価値があるアーカイブ映像になる
弊社で撮影している試合映像は、チーム自体のアーカイブになる、と喜ばれています。
通常は、試合に出ていない子がビデオ係として、バックネット裏にビデオを構えてよく見かけますが、私が受け持っているチームでは不在。
この記録は、あとで選手や指導者が見返す時に、本線に向けての大事な選手データ・試合データになります。
- 「この前の試合もこの打順だったな」
- 「守備の変更があの場面で効いてたな」
- 分析にも役立つ教材的映像になる
など、すごく見やすいと喜んでいたのを覚えています。

表示タイミングの工夫でさらに効果アップ
- 試合開始前に「本日のスタメン」テロップ
- イニング開始時に守備陣形表示
- 打席前に選手名+打順+前の成績
- ベンチ入りは試合中にスライド式表示でも◎
編集が大変な部分ではありますが、それだけ視聴者へ伝えるものとしては大きいです!
ソフトについて
- メリット:テンプレートが豊富で初心者でも扱いやすい
- 対応OS:Windows
- 価格帯:お試し無料版あり/正規版は有料
- 使用シーンの提案:「低学年の試合でも、〇年●組の選手が一目で分かります」

BSOを入れる
N2LB。BSOカウントやランナー、得点といった野球に必要なものを心得ているソフト。
野球の試合には、BSOや得点は必要です。これを入れることで野球の試合ビデオが格段とレベルアップしたものになります。
私もこれを使ってから、チームの皆さんには大好評です。

BSOを入れることで次のような効果があります。
今の「勝負状況」がひと目でわかる
BSO表示があると…
- ピッチャーとバッターが今どんな状況にいるのか。
- フォアボールが近いのか、三振のピンチなのか がリアルタイムに理解できる。
例えば…
- 「3ボール2ストライク(フルカウント)」での1球
- 「ノーストライク3ボール」の投球ミス ➡ これが映像から伝わる緊張感や面白さに直結します!
初心者でも試合の流れをつかみやすい
野球に詳しくない人でも、
- 「あ、あと1ストライクで三振なんだ」
- 「もうアウト2つ取られてるんだ」 と、簡単に試合の進行が理解できるようになります。
これは、家族・友人・地域の試合などで幅広い層に観てもらいたい映像にとって、すごく大きなメリットです。
プロっぽい中継感が出る
BSOの表示があると、
- 映像のクオリティが高く見える
- 「ちゃんと作り込まれてる感」が出る
- プロ野球中継っぽい演出になる
➡ 映像を観ている人の信頼や満足感が上がります。
YouTubeなどで公開するなら、再生数やチャンネル評価にもつながりやすくなります。
どこを見返しても「状況」が再現できる
録画映像の中で、あとから観たときにも
- 「この場面、何ストライクだったんだろう?」
- 「このフォアボールが流れを変えたな」
などの戦術的な振り返りがしやすくなると喜ばれています。
指導者や選手の自己分析ツールとしても強力なサポートになります。
視聴者の集中力を保てる
BSOが表示されていることで、試合のテンポや進行が可視化されるため、映像の中だるみが少なくなります。
- 「次の1球に注目だ!」という期待感
- 「フルカウントだから緊張するね」などの感情移入
➡ BSO表示は、ただの数字ではなく、ドラマの演出装置として機能するんです。
補足
表示方法の工夫でさらに良くなる
- 画面の右上や左下などに常時表示
- ストライク・ボール・アウトの色分け(緑・黄・赤)
- 点灯式(●●●)でも、中継風テキスト表示でもOK
※得点板と合わせた表示だとさらにクオリティUP!
ソフトについて
- メリット:直感でも使えて、初心者でも扱いやすい
- 対応OS:Windows
- 価格帯:無料
- 使用シーンの提案:プロっほく、テレビで見るようなリアル感

野球のスコアブックを付けるソフト
BPスコア。これ、優秀です。
野球のスコアブックでお馴染みのスコアを付けるソフト。一球ごとに記録していきます。
しかも球種も記録できます。選手を登録し、打順を決めて一球ごとに記録するだけではありません。試合終了後、選手別の記録を集計できます。
さらに、ボールのコースや球種も集計されます。印刷して試合のデータとしての分析にも使えます。

試合内容をより深く理解できる(観察力UP)
映像を見返しながらスコアを記録したり見返すことで色々考察できる事案が広がります。
- どんなプレーだったか
- 誰が何をしたか
を意識的に見るクセがつきます。
特に…
- フィルダースチョイス
- 盗塁失敗
- 打撃の内容(ゴロ・フライ・ライナーなど)
といった細かい部分が把握や分析もできる。
➡ 単に観戦するよりも「分析者の目」で見られるようになる。
どういうことかというと、記録した映像を繰り返し見返しながら、ピッチャーの研究や分析をする。私が受け持っているチームは対戦チームが分かった時点で、要注意の選手の守備や動作・仕草などを研究し、勝利につなげる作戦を組む。それらのことにも使われているようです。
優秀なソフトは説明書も約46ページにもわたり、ギッシリと使い方や設定方法が充実しています。

映像とデータを連動できる
連動といっても意味は少し違います。
例えば…
スコアブックを付けておけば、「何回のどのプレーを見返したいか」がすぐに分かります。
例を挙げると…
- スコアブックの記録で6回裏のツーアウト満塁でのタイムリー
- スコアブックの記録で3回表のエラーからの連続失点
➡この場合も 映像と記録がリンクすることで、映像のシーンを探しやすくなる。要は、観返す価値のあるプレーが明確になるということ。
動画編集やダイジェスト作成にもとても便利になるし、結果的にはチームとしては過大な財産にもなりえることになる。
チームや選手の成長記録として活用できる
スコアブックを継続して付けていれば、
- 打率・出塁率・防御率などの個人成績
- チーム全体の傾向や弱点(四球が多い、得点圏に強いなどなど)
が可視化されていきます。
➡ 映像だけでは見えづらい「数字による裏付け」が取れる。
選手や監督・コーチにとって、重要な振り返り資料になる。
単に成長記録のお手伝いになるだけ…に聞こえるが、某高校野球部の指導者は、小中の時のスコアブックを見たがる、を耳にしたことがあります。
何度か取材したことがありまして、小学校からの記録簿のどこを見ているのかを聞いたところ、少し前まで出来ていなかった事が、今出来ているか…、を見ているんだそうです。すごい分析ですよね。
スコアブック一つで、選手の成長ぶりまで分かるとは想像もしていませんでした。
編集映像に「正確なデータ」を組み込める
その他にも、スコアなどを記録するアプリ、ソフトを残しておけば、映像編集時にいろいろな効果があります。
- 「本日のヒット数」
- 「○○選手、本日3打数2安打」
- 「この回、3連打で大逆転」
などのテロップや演出に活用できる。
見る人にとっても、わかりやすく、印象に残る試合になることは間違いなし。
経験の蓄積と次戦への戦略につながる
同じようにスコアをつけ続けると…
- 苦手投手・打者の傾向、守備での失点パターン、得点パターンの傾向などの分析材料が蓄積されます。
- また、守備の配置換えや作戦の立案(送りバントが効く場面)
など、実際の戦術に活かせる情報が得られる。
スコアデータは…
- チーム内での共有(指導や報告用)
- SNSやブログ、YouTubeの解説テキストにも活用
映像と組み合わせることで、情報としての信頼性や説得力がアップします。
スコアブックをソフトで付けながらビデオを活用することで、「映像=感覚」+「スコア=数値的な事実」が融合し、観戦・分析・編集・成長のすべてに役立つ万能ツールになります!
ソフトについて
- 対応OS:Windows
- メリット:本格的なスコア記録と優秀な集計機能、簡単操作
- 価格帯:無料版は5イニングまで/有料版は6イニング以上が可能
- 使用シーンの提案:保存や印刷も可能なので作戦会議にも使える

その他のちょっとハードルが高めのソフト
少しハードルが高めですが、3Dやアニメーションなどを使ったものの紹介例です。野球の試合が始まる前のオープニングも実はワクワクさせる大事な前座です。

作るにあたり、スキルの高いソフトもあるが、ある程度文字を入れ替えるくらいで使えるテンプレートがあるものもある。

難易度の高めの物から、初心者でも使えるような、個人差はあると思いますが、フトは、フラッシュバックジャパンさんで手に入ります。私もほとんどこちらで購入とています。

本格的を目指すなら!
S-PORTERは、2D/3DのCG表現を使ってスポーツ中継に迫力あるオンエア演出を行う専用ソフトウェアです。
直感的な操作画面を備え、選手データの登録や成績入力もスムーズにできます。
また、データベースと連携して過去データの高速読み出しができるほか、CSVフォーマットでの入出力も対応。
マウス操作だけでCGとデータを関連づけできるため、自由度の高いカスタマイズが可能です。
さらに4K(12G-SDI)出力にも対応しています。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は野球の試合動画にとても役立つテロップやアプリを紹介しました。もし、悩んでいたりしているのであれば、これらのものを使うと、一気にステップアップした編集ができることに間違いは無いと思っています。
実際に現在も使用している私も、一人のユーザーとして実感できています。またその反応も好感触です。
現在、いろいろなアプリやソフトを使った実践例の記事を作っています。お楽しみに。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ご意見ご質問ご感想はコメント欄で遠慮なく! お待ちしています。





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