野球の試合を撮影するとき、最初に考えるのがカメラの位置と構図です。
いろいろな撮り方がありますが、私の場合、基本はバックネット側からの撮影です。
そして構図として意識しているのが、いわゆるPC間と呼ばれる画面です。
PCとは、ピッチャーとキャッチャーのことです。
つまり、ピッチャーが投げてキャッチャーが受ける、その間のプレーを中心にした構図になります。
野球のプレーは、ほとんどがこのPC間から始まります。
ピッチャーが投げ、バッターが打つ。そこから試合のすべてのプレーが展開していきます。
そのため、試合全体を記録する映像では、まずこのPC間をしっかり押さえておくことが大事になります。

バックネットから少し離れて撮る
バックネットから撮影すると聞くと、ネットのすぐ後ろにカメラを置くイメージを持つ方も多いと思います。
しかし私の場合、ネットぎりぎりの位置にはあまり立ちません。
球場にもよりますが、バックネットから10〜15メートルほど離れた場所に三脚を立てることが多いです。
少し距離を取ることで、ネットが映像に入りにくくなります。
また、カメラの動きも取りやすくなり、打球を追うときにも余裕が生まれます。
特にスタンドが「おわん型」になっている球場では、少し高い位置から撮影できるので、より見やすい映像になります。
バックネットギリギリでの撮影は、正解でも間違いでもないのでお間違えなく。必要に応じて色々な撮り方があります。スタジオ用の大きなレンズを付けている場合は、さらに網が目立ちにくいです。
セカンドベースを少し入れる
PC間の構図を作るときに、もう一つ意識していることがあります。
それは、セカンドベースを少し画面に入れることです。
画面の中央はピッチャーとキャッチャーですが、少し引いた構図にすることでセカンドベースが見えるようにします。
撮影する距離や高さによって構図は異なりますが、画面の構図にピッチャーと球審の足元がギリギリにすると、圧迫感があって見ずらくなるので、少し引いた感じ、というのが良いと思っています。
野球はボールだけではなく、ランナーの動きも重要なスポーツです。
そのため、ランナーの位置が分かる構図にしておくことが大切だと感じています。
下は球審の足元まで入れる
もう一つ気を付けているのが、画面の下側です。
PC間の構図を作るとき、私は球審の足元が余裕で入るくらいの位置にしています。
ホームベース周辺がしっかり入ることで、バッターやキャッチャーの動きも見やすくなります。
また、ホーム付近のプレーも自然に撮影することができます。
この構図にしておくと、打球が出たときにもカメラを振りやすく、全体のバランスが取りやすくなります。

PC間は野球撮影の基本と考えています
野球の試合は、ピッチャーとバッターの対決から始まります。
そのため、試合を記録する映像では、まずこのPC間の構図をしっかり押さえることが大切。
そこから打球を追い、ランナーを追い、得点シーンにつながってくる。
つまり、PC間は単なる構図というよりも、試合のスタート地点とも言える場所なんですよね。
私の場合、野球の試合撮影ではまずこのPC間の画面を作り、そこから試合の流れを追いかけていくようにしています。
その際、打球を追う球追い(たまおい)が迫力があります。
球追いはこちらの記事でも説明していますので是非ご覧ください。
まとめ
野球の試合撮影では、基本となる構図があります。
それが、ピッチャーとキャッチャーの間を中心にしたPC間の構図。
バックネットから少し距離を取って撮影し、セカンドベースを少し入れ、下には球審の足元が入るようにする。
この構図を作っておくことで、打球やランナーの動きが分かりやすく、試合の流れも自然に記録することができます。
野球撮影では、このPC間の画面を基本にしながら、試合のプレーを追いかけていくことになります。



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