春の訪れを告げる桜。公園や並木道で満開の桜を見ると、自宅でも桜を育ててみたくなりますよね。
実は、桜のミニ盆栽は意外と簡単に育てることができます。
この記事を読んで、あなたも小さな桜の木と一緒に春を迎えてみませんか?
はじめに
私は公園で剪定された桜の枝を頂いてきて、挿し木に挑戦しました。

花後の枝から挿し木にしました。2年半くらい前からの記録になります。
当初は記録が飛び飛びだけど、その分リアルな成長過程が伝わります!
挿し木にした方法
職人さんから教わった通りに、ペットボトルの底に穴をあけて、赤玉の小粒を入れます。
頂いてきた花後の枝はメネデールに2時間ほど浸し、そのあとルートンを付けて土に挿します。水は上からかけず、CDの上蓋の容器に水を入れ、そこに用意したボットボトルを置く。水はペットボトルの底から自然に入ってきて、自然に浸る感じにしました。
職人さんからのアドバイス
あえて葉っぱは切っていません。通常は葉っぱをカットしないと、葉っぱから水分が蒸発しすぎて、茎も葉もヨレヨレになってしまうそうで、ほとんどの方がそれで失敗しているそうです。
葉っぱをカットしない方法でいつもやっているということで、今回はその方法。ペットボトルに入れて日陰においておけば、致命的になるほどの水分蒸発はしにくくなるそうです。
湿度は乾燥しないくらいがベスト。

家庭用のミニのビニルハウスでの管理。失敗すれば1週間くらいで茎も葉も黒ずみ、ヨレヨレになるそうです。
今回の記事は、その後にぐんぐん成長し、今年はいよいよ花が咲きました!になります。
この記事では、私が育てた「御殿場桜」の成長記録を写真付きでご紹介します。これを読めば、あなたも「自分だけの桜盆栽を育ててみたい!」と思うはずです。
御殿場桜とは?
「御殿場桜(ごてんばざくら)」は、比較的小型で育てやすい桜の品種です。樹形がコンパクトなので、鉢植えやミニ盆栽に向いています。一般的なソメイヨシノよりも花が少し小さめですが、可愛らしい淡いピンクの花を咲かせます。
御殿場桜の特徴
- 開花時期:3月下旬~4月上旬
- 花の色:淡いピンク
- 成長スピード:比較的ゆっくり
- 耐寒性:あり(寒冷地でも育ちやすい)
初心者でも育てやすく、コンパクトに仕立てられるので、ベランダや室内でも楽しめます。
御殿場桜(ごてんばざくら)は、静岡県御殿場市周辺に多く見られる桜の一種で、ソメイヨシノより少し遅れて咲くことが多い中輪咲きの桜です。花びらがほんのりピンクを帯びており、やや控えめながら品のある美しさを持ちます。庭木としても人気がありますが、近年ではミニ盆栽としても注目されています。
挿し木から育てる桜盆栽
挿し木から育てる御殿場桜盆栽:全体の流れ
- 適切な時期に枝を採取する(挿し木の準備)
- 枝を挿す準備を整える(切り方や土の用意)
- 発根管理(湿度と温度の調整)
- 根が出たら鉢に植え替える
- 芽吹きと生長の管理
- 盆栽仕立てのための剪定・針金かけなど
枝を採取する時期と方法
挿し木に適した時期:
- 春(3月中旬〜4月):剪定の際に出た枝を使う
- 梅雨時(6月〜7月初旬):湿度が高く、発根に適した季節
枝の選び方:
- 長さは10〜15cm程度
- 今年伸びた新しい枝(緑がやや残るくらいの硬さ)がベスト
- 葉が2〜3枚ついているものが望ましい
挿し木スタート!(0ヶ月目)

公園で剪定された桜の枝を頂いてきて、「これ、挿し木にできるかも?」と思い、数本頂いてきました。
挿し木のポイント
- 今年伸びた元気な枝を選ぶ(長さ10~15cm)
- 斜めにカットして水に数時間浸す
- 湿った土に挿し、風通しの良い場所で管理する
挿し木の準備
切り口の処理
- 枝の下側(挿す側)を斜めにカットし、断面を広くする
- 上側(空気中に出る側)はまっすぐにカット
吸水処理
- 切った枝を数時間メネデールにつけて吸水させる(特に乾燥している季節は重要)
発根促進剤(必要であれば)
- ルートンなどの発根促進剤を切り口に軽くつけることで発根率がアップします
土の準備
- 赤玉土(小粒)
- 水はけが良く、なおかつ保湿性があるもの
発根!(3ヶ月目)
3ヶ月ほど経ったころ、そっと引っ張ってみると抵抗が!根が出てきた証拠です。土の中でしっかり根を張ってくれていました。
根が出たサイン:
- 新芽が動き始める
- 軽く引っ張っても抵抗がある
植え替え手順:
- 根を傷つけないように注意して掘り出す
- 小さな鉢に赤玉土や培養土を入れて丁寧に植え替える
- 植え替え後はしばらく半日陰で養生させる
発根後の管理
- 水やりを忘れずに
- 直射日光は避け、半日陰で育てる
- 成長を見ながら鉢上げの準備をする
ここから少しずつ、新芽が顔を出し始めました。
鉢上げ
発根を確認したので、少し大きめの鉢に植え替えました。
鉢上げのコツ
- 排水の良い土を使う(赤玉土と腐葉土を混ぜる)
- 優しく根を広げるように植え付ける
- 鉢底石を入れて水はけをよくする

1年経過!
1年後には高さ30cmほどに成長。幹も太くなり、「小さな桜の木」としての形が見えてきました。
春になると新芽がたくさん出てきました。

1年目のポイント
- 冬は落葉するが、枯れているわけではない
- 春の芽吹きが楽しみ!
1年半後…ついに開花!?
現在、高さ40cmほどに成長し、つぼみが膨らんできました!今年はいよいよ桜の花が見られそうです。
花を咲かせるコツ
- 冬にしっかり寒さに当てる(休眠打破)
- 肥料は春と秋に適量を与える
- 乾燥に注意し、適度に水やりする

ミニ盆栽でも、しっかり管理すれば花を咲かせてくれます。

蕾から蕾が出てるような感じ。

だいぶ寒くなくなってきたので、外に出しました。そしたら結構、濃いピンク。

初めての経験でワクワクです。濃いピンクが沢山出来てくる。右側にピンクではない葉っぱだけの部分がありますが、もしかしてこれが葉芽? 小さい時は花芽なのか葉芽なのか、区別がつきませんでした。

数日であっという間に開花宣言です。最初は濃いピンクでしたが、開くと淡いピンクです。
きっと何枚も花びらが重なって濃く見えたんですね。

どんどん咲き、八分咲ほどになりました。

そして、ほぼほぼ満開です。
Q&A よくある質問
Q. 根が出ないとき、何日くらい待てばいい?
A. 桜の挿し木は発根までに時間がかかることが多く、1か月~2か月程度は様子を見る必要があります。気温が低すぎる時期や水切れを起こすと発根が遅れる場合もあります。新しい芽が動き出していれば根も成長している可能性があるので、焦らず管理を続けましょう。
Q. 葉芽と花芽の見分け方は?
A. 葉芽は細長くとがった形をしており、成長すると葉が展開します。
一方で花芽は丸みがありふっくらとした形で、春に花を咲かせます。
冬の休眠期に枝先を見ると違いがよくわかるので、観察してみてください。
Q. 冬越しの具体的なコツは?
A. 桜のミニ盆栽は寒さに強いですが、強い霜や乾燥風には注意が必要です。
- 屋外管理が基本ですが、寒風を避けられる軒下などに置く
- 鉢土が凍らないようにワラや不織布で鉢を覆う
- 水やりは午前中に行い、夜間の凍結を防ぐ
これらを守ると、春に元気な芽吹きと花を楽しめます。
あとがき
成功のポイントまとめ
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| 挿し木時期 | 春または梅雨時がベスト |
| 湿度管理 | ペットボトルやビニールで覆うと成功率アップ |
| 発根後の移植 | 根が出たら早めに鉢に植え替える |
| 育成環境 | 日当たり・風通し良く、夏は直射日光に注意 |
| 仕立ての計画 | 盆栽の形をイメージして剪定・針金かけを行う |
桜の挿し木から1年半、私の御殿場桜は見事に成長しました。これから花が咲くのが楽しみです!
今後の管理と目標
お陰様で満開を迎えることができました。
今後は、剪定を勉強し、枝数も増やし、花数も増やしたいです。
盆栽の成長シーンをきれいに撮影するコツは、こちらの記事で詳しく解説しています。
十分な大きさになった、次は初心に帰り、この自分が育てた桜から枝を採取し、挿し木にしてみたいと思っています。どんどん桜を増やしてみたいのが目標です。
もし「自分も桜を育ててみたい!」と思ったら、ぜひ挑戦してみてください。剪定された枝を使えば、手軽に始められます。ミニ盆栽なら場所を取らず、自宅で四季の移り変わりを感じられるのも魅力です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回は「剪定と針金かけの基本テクニック」について紹介します。興味がある方はぜひチェックしてくださいね!
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