写真や映像の仕事をしていると、どうしても大きなカメラや重い機材が日常の中心になります。
しかし休日や散歩のときまで、フルサイズ一眼に巨大なレンズ、そして照明や三脚を抱えて出かけるわけにはいきません。
気軽に、でもきちんと撮れる、そんな機材が手元にあると、日常のちょっとした発見を写真に残せる。
今日は私が普段持ち歩いている軽量セットを紹介します。
仕事として現場では大型機材を使いますが、休日や移動中に気づいた景色を撮るときは、このセットが頼れるものになっています。
車移動と徒歩での気づきの違い
仕事柄、移動はほとんど車です。車窓からの景色は流れるように過ぎ去っていきます。
信号待ちのわずかな時間に「あ、あの夕暮れ綺麗だな」と思っても、次の瞬間にはもう撮影のタイミングを逃してしまう。
ところが、休日に歩いてみると違います。
街角の古びた看板、木漏れ日に照らされた小さな花、路地裏に差し込む夕方の斜光。
徒歩だからこそ気づける景色があり、その場で立ち止まりカメラを向ける余裕が生まれます。
そうした偶然の出会いを形にするには、気軽に扱える機材が必要です。
それが、私が普段から持ち歩いているこのセットです。
持ち歩きセット その1、iPhone
まず最初に挙げるのは、やはりiPhoneです。
カメラマンにとってiPhoneは単なるスマホ以上の存在で、撮影スケッチのような役割を担っています。
ちょっとした場面でポケットから取り出して即シャッター。これ以上速いカメラはありません。
その場で撮ったものをすぐ確認できるので、構図のアイデア探しにも役立ちます。
また、SNSに即アップできるのもポイント。クライアントや仲間に「こんなロケーションを見つけた」と共有することも多いです。
プロ用カメラのサブというより、日常を拾い上げるメモ帳、と考えると、ちょっとカッコいいですよね。
iPhoneは、私にとってそんな存在です。
持ち歩きセット その2、Canon PowerShot G10
次に紹介したいのが、少し懐かしさを感じるコンパクトデジカメ、Canon PowerShot G10です。
発売からかなりの年数が経っていますが、まだまだ現役。むしろ「古い機材だから気楽に使える」という利点もあります。
最新機種のように高感度に強いわけでも、連写が速いわけでもありません。
けれども色の階調や写りの味わいには独特の魅力があり、散歩中の光景をスナップするには十分。
一眼で撮るとつい仕事っぽい画になってしまいますが、G10なら気楽に構えて日常の記録としてシャッターが切れます。

このカメラを使っていると、写真はスペックだけではない、と改めて感じます。
多少不便でも、自分の手に馴染む道具はやはり楽しい。
持ち歩きセット その3、小型軽量ライト HL1 C4
そして、意外に重宝しているのが小型ライトのHL1 C4です。
「ライトを休日に?」と思われるかもしれませんが、これがなかなか頼れる存在。
HL1 C4の特徴は、ただ照らすだけではなく色温度を調整できること。
暖色で柔らかい雰囲気を演出したり、寒色でクールな印象を作ったり、シーンに合わせてコントロールできます。
さらに光量も無段階で変えられるので、被写体をさりげなく浮かび上がらせたり、逆にドラマチックに強調することも可能です。
夜のスナップ撮影や、ちょっとしたポートレートを友人に撮るとき、このライトがあるだけで表現の幅が一気に広がります。
カメラバッグに常備している小物ですが、私にとっては“隠れた主役”のような存在です。

実際に使ってみて感じること
例えば、休日の夕方に散歩しているとき。
西日が差し込む路地をCanon G10で撮ったら、想像以上に階調が残っていて、あとから見返すと不思議な温もりを感じる写真になっていました。
あるいは、夜に街角を歩いていて、HL1 C4を使って看板を斜めから照らしたとき。
ほんの少しの光で、まるで映画のワンシーンのような雰囲気が出たとき。
「ライトひとつでここまで変わるのか」と、自分自身も驚かされました。
そしてiPhoneで撮った何気ないスナップが、後日ロケーション探しのヒントになることもしばしば。
気軽に撮ったものが、仕事につながることもあったりします。
私の休日お供セット

この3つ――iPhone、Canon PowerShot G10、HL1 C4。
どれも最新最強の機材ではありません。けれども気軽に持ち出せるという点では最強の組み合わせです。
プロの現場では重い機材が欠かせませんが、休日やちょっとした外出にまで背負っていくのは現実的ではありません。
だからこそ、こうした軽快な機材こそが写真を楽しむための道具だと思っています。
仕事に持ち歩く機材やカメラセットはこちらの記事も参考になりますよ。
Q&A よくある質問
Q. スマホだけでも楽しめますか?
A. もちろんです!スマホでも十分楽しめます。アプリでモノクロやポートレートモードを活用すれば、一眼っぽい仕上がりにも挑戦できます。
Q. 三脚がない場合はどうすればいい?
A. 本やクッションを使って即席の台を作れば、スマートで安定した撮影が可能です。
Q. 家族やペットをモデルにする時のコツは?
A. 明るい自然光を活かす、構図に余白を持たせる、連写モードで動きを逃さないなどがコツです!
あとがき
写真を仕事にしていると、つい「最高の機材」で「完璧な画」を求めてしまいます。
しかし、休日に気軽に持ち歩くカメラや小物は、もっと自由でいい。
それが結果的に、仕事に新しい発想をもたらしてくれることもあるのです。
もしこの記事を読んでいるカメラマン仲間や写真好きの方がいたら、ぜひ「自分にとっての休日セット」を探してみてください。
高価で最新のカメラでなくても、気軽に持ち歩ける機材こそ、あなたの写真ライフを豊かにしてくれるはずです。



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