― スマホで撮る前に知っておきたい、印象の話 ―
就活の証明写真は、
たった一枚なのに、ずいぶん重みがあります。
履歴書を開いたとき、
最初に目に入るのは、やはり写真ですよね。
学歴より先に、
自己PRより先に、
顔が目に入ります。
だからこそ、多くの学生さんが悩みます。
「これで大丈夫ですか?」
「なんとなく違う気がして…」
この“なんとなく”が、実はとても大事です。
就活写真は「可愛い」「かっこいい」ではない
普段の写真は、
・少し盛れている
・表情が明るい
・雰囲気がいい
それで十分。
でも就活写真は少し違います。
求められているのは、
・誠実さ
・落ち着き
・安心感
・清潔感
派手さではありません。
だからこそ、
「悪くはないけど、なんとなく落ち着かない」
という写真が生まれます。
違和感の正体は「わずかなバランスの崩れ」
スマホで撮った就活写真を拝見していると、
決して失敗ではないのに、
どこか微妙に落ち着かない写真があります。
原因はひとつではありません。
ですが多いのは、
距離が少し近いこと。
腕を伸ばして撮った写真は、
顔の中央がわずかに強くなります。
ほんの少し鼻が目立つ。
ほんの少し輪郭が広がる。
本人は気づきません。
でも、見る側は無意識に感じます。
「あれ?」と。
それが“なんとなく違う”の正体の一つです。
面接官は写真をじっくり見ていない。でも見ている。
誤解のないように言えば、
面接官は写真を細かく分析しているわけではありません。
ですが、
一瞬で印象を受け取っています。
・落ち着いている
・安心できそう
・少し緊張が強そう
・どこか違和感がある
この判断は、ほんの数秒です。
そのとき、
顔のバランスが自然かどうかは、
静かに影響します。
一言で言うと、きちんと撮っている人の写真と比較すれば、自撮りと察しさせることになる。
今の携帯はかなり進化しているので、きちんと撮ればアマかプロかの区別は難しいと思います。
就活写真は「整える写真」
就活写真は、
盛る写真ではありません。
削る写真。
どういうことかというと、
余計な主張を減らして、
その人の素直な印象だけを残す。
だからこそ、
・近すぎない距離
・強すぎない表情
・派手すぎない明るさ
この“やりすぎない”が大切で、プロカメラマンはそれを意識しているはず。
だから良く見えるんだと思います。
スマホで撮る場合も同じです。
距離を少し取るだけで、
顔の主張が穏やかになります。
それだけで、
印象はずいぶん整います。
よくある就活写真の惜しい例
実際によくあるのは、
・顔が少し前に出ている
・あごがわずかに上がっている
・目を見開きすぎている
・口角を上げすぎている
どれも「頑張った結果」です。
でも、頑張りすぎると、
就活写真は少し硬くなります。
自然でいいんですよ。
距離を取り、
背筋を伸ばし、
ほんの少しだけ口角を上げる。
それくらいが、ちょうどいい。
スマホで撮るなら、ここだけ意識
就活用に自分で撮るなら、
✔ 2メートル程度離れる
✔ 目線はレンズの高さに
✔ あごを引きすぎない
✔ 表情は作りすぎない
これだけで大きな失敗は防げます。
難しいテクニックはいりません。
“やりすぎない”こと。
それが一番難しくて、一番大事です。
最後に、少しだけ本音を。
写真は、その人の全部を決めるものではありません。
ですが、
スタートの印象にはなります。
だからこそ、
「なんとなく違う」という違和感は、
見過ごさないほうがいい。
もしスマホで撮るなら、
少しだけ距離を取って、
少しだけ力を抜いてみてください。
就活写真は、
自分を大きく見せるものではなく、
まっすぐ見せるものと思います。
私が思うに、それで十分。



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