「塩ビ管ならなんでもいいんじゃないの?」
そう思ってしまいがちですが、雪対策の消雪パイプに関しては
選ぶ管の種類によって耐久性も安全性も大きく変わります。
また、雪を溶かすための配管にPVCやHI-VPを使う場合、条件によって向き不向きがあります。
この記事では、私が実際に HIVP50(外径50mm・内径40mm) を使って
数年間運用してきた経験をもとに、どの塩ビ管を選べば良いのかを解説します。
DIY初心者の方にもわかりやすくまとめたので、
「初めての消雪パイプ作り」にも役立つと思います。
そもそも塩ビ管にはいくつか種類がある
※気温や設置環境によって、実際の耐久性は変わります。

ホームセンターの配管売り場には、見た目がそっくりな塩ビ管が並んでいますが、大きく分けると次の3種類があります。
・VP管(圧力管)
水道配管などに使われる、丈夫さと耐圧性があるタイプ。
・VU管(排水管)
薄肉で軽い反面、圧力には弱いタイプ。
水を貯めて流す用途向け。
・HIVP管(耐衝撃・耐圧管)
VPより衝撃に強く、耐圧性も高い。
屋外や寒冷地の利用に向いている。
実は、見た目が似ていても用途がまったく違う。
消雪パイプに最適なのは「HIVP(耐衝撃・耐圧)」
私が実際に何年も使ってみて、結論から言うと
HIVP管が一番安心して使えると感じています。
理由は大きく3つ。
1. 地下水の圧力に耐える強さがある
私の環境では 地下水を使っています。
地下水は場所によって圧力が安定せず、勢いよく噴き出すこともあります。
HIVPは耐圧性能が高いので、
「もしかしたら割れるかも…」という心配がありません。
もちろん、人が思いっきり踏んでも割れません。
2. 冬の寒さに強く、衝撃で割れにくい
冬の屋外は気温差が大きく、
車が通ったり雪が当たったりと、地味に衝撃があります。
HIVPはその名の通り 衝撃に強いので、
数年使っていても割れたことは一度もありません。
3. 紫外線による劣化が比較的ゆっくり
HIVPでも屋外にずっと置いていると
3〜4年ほどで薄茶色に変色してきます。
これは紫外線でPVCが日焼けする現象で、
どの塩ビ管でも起きる劣化らしいです。
ただ、変色してもすぐ割れるわけではなく、
実際まだまだ問題なく使えています。
私が使っているサイズ(HIVP50)がちょうどいい理由
私が使っているのは 外径50mm・内径40mm(呼び50)。
消雪パイプとしては少し太めですが、広い駐車場にはこれがぴったり。
● 水の流れが安定しやすい
太いぶん水量に余裕があります。
● φ2mm穴でも十分な勢いが出る
穴径を小さめにしても安定して噴射できます。
● 長い距離でも水圧が落ちにくい
駐車場6台分の長さでも問題なし。
穴の数・向き・間隔はどうしている?
ここは質問をいただくことが多いので、実際の設定を紹介します。
- 穴径:φ2mm
- 穴の段数:1段
- 穴を開ける向き:垂直に穴 → 使用時は斜め下45°に微調整
- 穴の間隔:20cm
45度に向けると、
水が手前に広がりながら雪を溶かすので効率が良いです。
長い塩ビ管は「たわみ対策」が必須
屋外に1年中置いていると、
3m以上の長い塩ビ管はどうしても 反ってきます。
私の環境では
約3mごとにリングフックで固定すると反りが出にくくなりました。
これはホームセンターではあまり説明されないポイントなので、
消雪パイプをDIYする方には知っておいてほしい点です。
実際に何年使ってみてどうだったか
- 割れはゼロ
- 紫外線による変色は3〜4年で少し
- 水圧トラブルなし
- 冬の衝撃にも強い
つまり、
HIVPを選んでおけば大きな失敗は起きにくいというのが実感です。
まとめ:消雪パイプに迷ったらHIVPを選べば間違いない
初めて消雪パイプを作る方に向けてまとめると、こうなります。
- 地下水 or 水圧がそこそこある → HIVP必須
- 屋外で年中使う → HIVPの耐衝撃・耐劣化性が安心
- 長い距離で使う → 太さ50mmは扱いやすい
- 穴径2mm・20cm間隔・45度噴射が実用的
DIY初心者でも失敗しにくい組み合わせなので、
迷ったら HIVP50 を選んでおけば間違いないと思います。





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