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野球ビデオ撮影で白黒ファインダーはなぜ被写界深度が掴みやすいのか

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正直に言うとですね。

白黒のファインダーを覗いていると、
「今どこにピント面があるか」が、なんとなく分かるんですよね。

感覚的な話に聞こえるかもしれませんが、ちゃんと理由があります。

今日はその話です。

被写界深度って、結局なにを見ているか

野球を撮っていると、常に距離が変わりますよね。

ピッチャーからホーム。
ショートゴロ。
二塁送球。
ランナーのスタート。

ピントは点じゃなくて面です。

その面がどこにあるかを感じ取るのがフォーカス操作。

じゃあ、何を手がかりにしているかというと、
実は「輪郭の締まり」なんですよね。

色じゃないんですよ。

輪郭がキュッと立った瞬間に、
「あ、今そこだな」と分かる。

カラーはボケをごまかすことがある?

ここがポイントです。

カラー表示だと、芝の緑やユニフォームの色が強いと、少しボケていても締まって見えることがあります。

色があると、情報量が多い。

だから脳がそれっぽく補完してしまう。

被写界深度の端っこ、いわゆる「ちょいボケ」の状態が分かりづらいんですよね。

でも白黒は違います。

ボケているところは、ただ甘い。

合っているところだけが、スッと浮きます。

だからピント面の厚みが見えるんですよね。

被写界深度の奥行きが見える感覚とは

これ、使っている人なら分かると思います。

白黒で覗いていると、
前ボケ、芯、後ボケが段階的に見える。

カラーだと、色が混ざるせいで境目が曖昧になる。

白黒は明暗差だけなので、
シャープな部分と甘い部分の差がはっきりする。

結果、被写界深度の範囲が掴みやすい。

特に望遠域で絞りを開けているときほど、この差は大きいです。

野球は「少しのズレ」が命取り

例えば内野ゴロ。

ショートにピントを置いていて、送球の瞬間に少し後ろへ抜ける。

カラーだと、ユニフォームの色でそれなりに見えてしまう。

白黒は甘くなるとすぐ分かる。

だから修正が早い。

被写界深度の中に被写体を置き続ける感覚が掴みやすいんですよね。

なぜ若いスタッフも「撮りやすい」と言うのか

面白いことに、白黒を知らない世代でも、覗かせると同じことを言います。

「奥行きが分かりやすいですね」と。

理屈を知らなくても、目は正直なんです。

色情報が減ることで、
コントラストの変化だけに集中できる。

それが被写界深度の把握を助けている。

古いから使っているわけじゃありません。

合理的だから残っている。

結果的には、使う本人に任せてはいますので、強制はしていないです。

勉強、勉強。

白黒は削ぎ落とした表示

結局のところ、白黒のビューファインダーは引き算です。

色を足さない。
飾らない。
ごまかさない。

被写界深度を掴むという一点においては、
むしろシンプルな方が有利なんですよ。

野球のビデオ撮影は、一瞬の連続です。

その中で、今どこにピント面があるかを掴み続ける。

その作業に、白黒表示は相性がいい。

知らないだけで、ちゃんと理由があります。

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